XCスプリントで岡村がA決勝進出!
第86回全関西学生スキー選手権大会の競技4日目、男子クロスカントリースプリントに初めて出場した関西大学・岡村卓実が1回生ながらA決勝進出を果たしました。また、植田雄貴(4)は30kmフリーで痛めた両脚の影響でスタートできませんでした。
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1回生ながらA決勝に残った岡村選手。
クロスカントリースプリントは長野県野沢温泉スキー場オリンピックスポーツパークで行われた。
クロスカントリースプリントは野沢温泉スキー場オリンピックスポーツパークの1周1.3kmコースで行われました。男子2部ではシングルスタートでタイムを競う予選ラウンドの上位12名が決勝ラウンドへ進出することができ、続く決勝ラウンドでは、S1とS2の2組に振り分けられた各6名の準決勝で各組着順上位3名がA決勝へ進み1〜6位を、準決勝の着順下位3名がB決勝へ進み7~12位を争います。スプリントは走力や技術力、ワックス選択だけでなく、予選から決勝ラウンドまでを見据えたゲームプランも重要となり、「見るスポーツ」としても面白いレースです。経験も必要とされるスプリントに初めて出場した1回生の岡村は、A決勝に進出しました。
予選ラウンドはシングルスタート。
岡村は3:32.41のタイムで5位予選通過。
岡村は予選ラウンドを3:32.41のタイムで5位に入り予選通過。続く準決勝S1ではスタートダッシュに成功し2番手で周回コースに出ましたが、並走する選手にスキー板を踏まれ転倒、3番手に大きく差をつけられ4番手まで順位を落とします。
準決勝S1スタート、中央の#105が岡村。
左から3人目、スタートダッシュでいい位置につける#105岡村。
転倒後、4番手から追い上げる#105岡村。
岡村は登りを全力で追い上げ3番手の選手に迫り、最後の直線に入る下りでスピードに乗り、直線で追い抜いて3位で準決勝をフィニッシュ、A決勝進出を果たしました。
最後の直線に入る下りで3番手の選手に迫る#105岡村。
中央#105岡村。転倒から準決勝3位まで追い上げ、A決勝進出を果たす。
A決勝スタート直前。
迎えたA決勝、余力を残してレースを展開できた他の選手たちからスタートダッシュで出遅れた岡村は6番手で周回コースへ。途中の登りで追い上げて一時は5番手の選手を捉えましたが、フィニッシュライン手前で再逆転され最下位でフィニッシュしました。
A決勝スタート。
スタートダッシュで出遅れる#105岡村。
レース序盤、最後尾の#105岡村。
登りで5番手の選手を追う#105岡村。
1人追い抜き最後の直線に入る#105岡村。
しかし、フィニッシュエリアでかわされ6位に終わる。
岡村「目標は『できるだけ体力を温存し、ひとつでも良い順位をとること』でした。予選は順調に進み、準決勝では転倒して焦ってしまいまいましたがなんとか決勝進出の権利はとれました。決勝ではまわりの選手が速くて、予選と準決勝の疲労もあり結果6位となってしまいました」
「今回のスプリントレースでは『瞬間的な体力の重要性』を痛感しました。自分が出場する試合は終わりましたが、明日はリレー競技がまだあるので、滑りが上手い選手を見て学んでいきたいと思います」
左から植田(4)、岡村(1)。
植田「レース前のウォーミングアップの際、先日の試合(30kmフリー)で痛めた脚の痛みが再発し、レース出走が難しい状況となり棄権しました。後輩の岡村がA決勝に残り、出せる力を出し切っている姿を見て1年間一緒に練習してきた事を思い出し、とても感慨深いレースになりました」
さて、翌日開催されるリレーには選手が足りないため出走できず、これで関西大学が出走する全関西のクロスカントリー種目は終了しました。
応援してくださったみなさま、ありがとうございました。
ホームページ担当
刈谷憲一