引退、卒業にあたって
長いようであっという間の学生生活が終わり、スキー部も引退となりました。
入部当初といえば、今よりももっと少人数で、半ば強引に入部させられたようなスキー部でしたが(怒られちゃいますね笑)、入部を決心した理由の一つとして、スキー部を自分自身で楽しくすることが出来るかもしれないという無限の可能性と柔軟性がこの部にはある と感じたからでもありました。
ですが、そんなに上手くいくはずもなく、私にとって1番辛かった時期が、初めてのインカレ・全関です。
同期は、怪我で会うことができず、先輩の選手1人と私だけでした。
私は何をすればいいのか、どうすればいいかもわからない。ずっとこんな感じやし、もうやる意味ある?辞めたい。(今思えば、かなり受け身笑)
ミーティングのとき、思い切ってそんな思いを監督やコーチに伝えると、怒られると思っていたのに、言われたのは、
「学生役員やってみーひん?」
という言葉でした。
それから、次の日から帰る日まで、スキー競技を初めてみる私のために、コーチがアルペン会場やジャンプ会場に連れて行って下さったり、学生役員として、クロスカントリー会場、総務での仕事を体験する機会も作って下さいました。そのおかげで何となく雰囲気がわかり、一緒に役員をした他大学の子から部活の様子を聞くと、羨ましくて仕方なかったです。笑
そして
大会が終わったときには、
辞めたい ではなく、
4月からの勧誘頑張ろう。人、増やして、楽しいスキー部作りたい。
これが私の目標になっていました。
それから2年が経ちました。
今では、後輩が6人もできたこと、本当に本当に嬉しく思っています。いろんな出来事があって嫌になることもあったけど、私は1人じゃなかったから頑張れました。あのとき辞めなくてよかったと思っています。
今はOBOGさんたちが築き上げた強い関大ではないけれど、私は自分の目標を達成できたのかなと思っています。
強くても弱くても、やっぱり同期や後輩たちと過ごした時間は、かけがえのない時間です。
楽しいこと、ぶつかったこと、苦い思い出、たくさんありました。今思えば、上手くいかないことの方が多かったのかもしれません。
でも、全部ひっくるめて、スキー部でよかったと心から思っています。
そして、みんなにもそう思ってもらえていたら嬉しいです。
また、三年間見守って下さった監督、コーチの方々にも本当に感謝しています。監督やコーチとの距離が近いからこそ、部活以外のことでもたくさんのことを学ばせて頂きました。本当にお世話になりました。
これからは、社会人としてスキー部で学んだことを活かして、一生懸命頑張っていきます!
本当にありがとうございました。
主務 4回生 岩城有美